MARTA GALINA

2022年11月5日4 分

Google検索を利用したYouTube動画の再生数アップ

Google検索を利用する中でYouTube動画がヒットするケースも珍しくありません。最近では文章を読むのは苦手、動画の方が理解しやすいという若者も増えています。今回は、Google検索を利用したYouTube動画の再生数アップについてお伝えします。

Googleからアクセスは見込める?

文章が並ぶ中で動画のサムネイルが表示されるだけで非常に目立ち、昨今では文章を読むことを苦手とする若者の活字離れが問題視されていたり、欲しい情報がピンポイントで紹介される動画の方が効率良く情報を集められると感じている人が増えている傾向にあります。そのため、Google検索に動画が表示されることでYouTube外からのアクセスを見込めるのです。
 
ただし、表示される動画は一握り。また、2ページ以降となればクリックされる確率は大幅に下がってしまいます。動画に限らずGoogle検索からアクセスを稼ぐには、何より1ページ目に表示されることが外せないポイントです。

Google検索で上位に表示される動画

検索をかけ1ページ目に表示される動画には特徴があります。
 
「ダイエット 10分」「イラスト 描き方」と検索すると出てくるハウツー系は「マイクラ回路」「Apex 初心者」といったゲーム関連や「バスケ ドリブル」「スケボー フラット技」といったスポーツ関連など幅広いジャンルで上位ヒットが目立ちます。
 
他にも「足し算 幼児」「大学入試対策」といった教育系の動画。「ダイソー 便利グッズ」「ディオール コスメ 新作」「iPhone レビュー」などのワードで出てくる商品紹介・レビュー系が挙げられGoogleのHHH(スリーエイチ戦略)が関係しています。

GoogleのHHH(スリーエイチ戦略)を知る

HHH(スリーエイチ戦略)はHERO・HUB・HELPの頭文字をとったGoogleが提唱したコンテンツマーケティングに関する戦略です。ターゲットとするユーザーの興味関心を的確に捉え、応えるものであり、動画制作においても知っておきたいポイントとなります。

HERO動画

HERO動画は、企業や商品、サービス内容の認知拡大を目的とし、多くのユーザーへのアプローチを行うコンテンツです。
 
話題性やトレンドばかりを重視するだけではなく、面白さ、感動的であったりと、不特定多数のユーザーの感情に響くバズる動画を制作する必要があります。

HUB動画

HUB動画は、認知の拡大を図るHERO動画に対し、すでに企業の製品やサービスを認知しているユーザーに対して情報を発信していくコンテンツになります。
 
製品やサービスについて詳しく解説し、活用方法について紹介していくレビュー動画が該当します。見込み客に対して魅力を存分にアピールできる動画を作らなくてはなりません。

HELP動画

HERO動画が認知拡大、HUB動画がコンバージョンにつなげる役割があるのに対し、HELP動画は製品購入者やサービス利用者の満足度を上げる目的を持つコンテンツになります。使い方やトラブルの対処法など、Q&Aを伝える動画となり、ハウツー動画がその一つです。
 
この3つのポイントを押えた動画がGoogle検索で上位に表示されやすくなります。
 
動画の質も大切ですが、いかにユーザーの立場に立って動画が制作できるか、ユーザーが欲している情報を提供できるかがGoogle検索で1ページ目に表示させるためのポイントになります。

動画表示からクリックにつなげる工夫

文字ばかりの検索ページの中に画像があるだけでも目を惹くものです。
 
そのため、上位への露出が増えることでクリックされる確率は上がるのですが、興味を惹くものでなかったり、デザイン性が悪ければライバル動画がクリックされてしまいます
 
さらに目立たせ動画に誘導するためにはユーザーを意識したサムネイル作りが大切になってくるのです。
 
まず、どういった人たちに見て欲しいのかを決め、ターゲット層に合ったサムネイルを作る必要があります。
 
そして、ユーザーが一目で動画内容を理解できるように、見やすい文字色を選んだり、キーワードを大きくしたりと、見やすさ、分かりやすさを意識したサムネイルづくりも欠かせません。さらに分かりやすさの観点から言うと、動画内容を簡潔に説明しつつ、興味を引くワードをチョイスするなどタイトルにも気を使いましょう。
 
もし、サムネイル作りにイメージが湧かない場合にはライバル動画を参考に研究を重ね、まるまるパクるのではなく、差別化するために自分の色を加えながらサムネイル作成に励むと良いですよ。

まとめ

YouTube動画で再生数を稼ぎたいのであればGoogle検索を利用するのも一つの手です。しかし、上位ヒットを狙うのも容易くはなく、ユーザーファーストの動画作りがポイントとなり、表示からクリックにつなげるためにはサムネイル作りにもこだわらなくてはなりません。
 
いまやレッドオーシャンとなるYouTubeで稼ぐことは簡単ではありませんが、ライバルが少ない分野においてのハウツー動画は、需要が高い傾向にありますので、専門性の高い知識や技術を持つ方はGoogle検索を意識したYouTube動画にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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