フォロワーを増やす施策のなかには「フォロワーの購入」という方法もあるようです。
しかしフォロワーの購入は避けるべき方法と言えます。
今回はなぜフォロワーを買ってはいけないのか、その理由をご紹介します。
フォロワーを買うとどうなるのか・・・。
お金を支払って、フォロワーを増やしてみようかな・・・。
という方はぜひチェックしてください。
「フォロワーを買う」とは?
フォロワーの購入とは、お金を支払うことでフォロワーを増やすことを指します。一般的には「1フォロー〇〇円」というような形で取引されることが多いようです。
フォロワーが多いアカウントは認知度、信頼度が高いことを示します。そのためインスタグラムをビジネスで活用する際、まずはフォロワーの増加を目指すことが一般的です。
その方法として”フォロワーを買う”ことが一部の人たちの間で話題となっています。
しかしお金を支払って増やす方法はリスクがあります。
できればやらないほうがいいのです。
なぜフォロワーを買ってはいけないのか
どうしてフォロワーを増やす方法として「購入」はNGなのでしょうか。
人為的なフォローはInstagramが禁止している
そもそもInstagramでは人為的なやり方によってフォローを集めたりすることを禁止しています。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。 引用元:コミュニティガイドライン | Instagramヘルプ
「人為的」という表現がやや曖昧ですが、ようは人の手で故意にフォローを集めることはNGであるということと解釈できます。
ガイドラインに違反するとアカウントが凍結されたり、削除されたりします。せっかくアカウントを開設し、地道に投稿を続けてきたのに凍結・削除されたらすべてが台無しになってしまいます。
その悲劇を起こさないためにも、フォロワーの購入は避けるべきなのです。
買って増やしたフォロワーはあまり意味ない
フォロワーを増やす目的はさまざまですが、基本的には認知度向上やブランディングといった効果を得るためでしょう。
もし、これらの効果を得たいのならば、ますますフォロワーの購入という方法はおすすめしません。フォロワーを買っても認知度向上やブランディングにつながりにくいからです。
フォロワーを買うと、たしかにフォロー数が大きく伸びるでしょう。しかしお金を支払って増えたフォロワーは、あなたに興味を持ってフォローしたわけではありません。
そのため、認知度向上やブランディングの成功につながる要因のひとつ「いいね」「コメント」といったエンゲージメントが高くなることはまずありません。
ビジネスで活用する際にはあまり効果的とは言えないのです。
ではどうすればフォロワーを増やせるのか
『インスタグラムでフォロワーを増やすコツ!企業アカウントで応用も』の記事でもご紹介していますが、運用方針を定め、ターゲットユーザーに訴求する投稿を地道に続けていくことがフォロワー増加の近道です。
ここではフォロワー増加を期待できるアカウントづくりの基礎を4つ見ていきましょう。
目的の洗い出し
まずはインスタグラムをどのような目的で運用するのか洗い出しましょう。
企業イメージ向上なのか、商品販売なのか、集客なのか目的はいくつかあります。
インスタグラム運用はゴール次第で戦略が変わってきたりします。目的を事前に洗い出し、決めておけば効率的な運用ができます。
ターゲットの選定
目的が決まったらつぎはターゲットを設定します。
ここではどのようなユーザー層が最適なのか、目的をもとに考えていきます。
インスタグラムは20代~30代の女性がメインユーザーです。しかし最近では女性・男性ともに40代、50代のユーザーも増えてきています。
そうした情報を踏まえたうえでターゲットを設定していくと、フォローを導きやすいアカウントをつくりやすくなります。
アカウントのテーマ設定
ターゲットに効果的な訴求をおこなうためにどのような情報を発信していくのか。
それを踏まえたうえでアカウントのテーマを決めていきます。
テーマは、目的とターゲットを踏まえたうえで設定します。たとえば、マタニティアパレルを30代の子育て中の女性に訴求したい場合、以下のようなテーマを導けます。
「子育てに励むママさんに女性らしさを。動きやすくておしゃれなファッションを発信するアカウント」
これはあくまで例なので、ほかに最適なテーマ案が出てきてもよいでしょう。
テーマをきちんと定めることで、ターゲットとするユーザーに効果的な訴求ができるようになります。
それが、狙ったターゲットにフォローしてもらいやすいアカウントをつくれることにつながります。
写真のトーン&マナーを整える
投稿する写真に”一貫性”を持たせることもフォローを増やす際に有効です。ここでいう一貫性とは、被写体や背景色、加工方法のことを指します。
たとえば、ヘアサロンのアカウントなのに、料理の写真ばかり投稿していてはユーザーに違和感を覚えさせる要因となります。
また、投稿ごとで加工方法が異なってもビジュアル面でマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。
インスタグラムはビジュアルで印象が左右されるものです。ユーザーに違和感を覚えさせないためにも一貫性をあらわす写真のトーン&マナーは整えるようにしましょう。
広告も取り入れたフォロワーアップ法
上記の基礎を踏まえてインスタグラムを運用していけば、フォロワー増加を期待できるアカウントをつくりやすくなります。
ただ、適切なアカウント運用は急激にフォロワーを増やす方法ではありません。そのため目標のフォロワー数に届くまでにはある程度、時間がかかります。
しかしなかには
「なるべく早くフォロワーを増やしたい・・・」
という方もいるはずです。
そんな方は「インスタグラム広告による訴求」を取り入れてみてください。
インスタグラム広告はユーザー属性を絞れ、狙ったターゲットに効果的な訴求ができるものです。
アカウントの世界観や投稿によって訴求する方法がプルだとすると、この方法はプッシュと言えるでしょう。
広告には遷移先リンクを貼れるという特徴があります。それにより広告を見たユーザーはモチベーションが高いままつぎのアクションを取ることができます。
商品の購入やサービスの利用の場合、一般的には自社のWebサイトなどのURLを貼ります。しかしフォロワーを増やすことが目的の場合、アカウントのURLを貼ることが多いです。そうすることで効果的にアカウントの認知度を高められます。
とはいえ、広告による働きもアカウントの世界観や投稿内容によって左右されます。
まずはしっかりとしたアカウントをつくることを優先するようにしましょう。
まとめ
フォロワーを買う行為はインスタグラムのガイドラインに反します。
違反行為によってフォロワーを増やすとアカウントの凍結、削除のリスクがあります。またエンゲージメントが低いフォロワーばかりのアカウントになってしまいます。
正直、単純に見栄えを良くするためなら、そうしたアカウントでもいいかもしれません。しかしインスタグラムをビジネスで活用するなら、エンゲージメントが高くなるフォロワーを集めたほうが効果的です。
ぜひ今回ご紹介してきたことを参考にしながらアカウント運用に取り組み、ビジネスにつなげられるフォロワーを集めてみてください。
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