収益化には登録者1000人が要件となりますが、いきなり1000人を目指すのは至難の業。まずは段階目標を設定し、登録者数や視聴回数を見込めるチャンネルの土台作りが重要でもあります。
今回は、YouTubeチャンネル登録者1000人増やす前に100人の壁について紹介していきます。
登録者100人突破が難しいのはなぜ?
「YouTubeで稼ぎたい!」という人にとって、主な収入源となる広告収入を得るための要件である登録者1000人を目標に掲げる人も少なくはありません。
芸能人や、すでにTikTokやInstagramといったSNSで活躍しているインフルエンサーであれば、初めから1000人を目標としても問題ないかもしれませんが、無名のYouTuberは1000人の前に100人の壁が立ちはだかることになります。
まずは登録者100人突破が難しいと言われる理由を理解し、収益化を達成可能なチャンネルに成長できるように土台を作っていきましょう。
動画が再生されるまでのハードルが高い
チャンネルを登録してもらうために、何よりまずは動画がクリックやタップされ再生されなければなりません。
そのためには、検索結果、ホーム画面(オススメ)、関連動画一覧に表示されなければならないのですが、開設したばかりのチャンネルは表示されにくく、インプレッション数(表示された回数)を稼ぐことが難しいです。
インプレッション数を稼ぐためには、視聴者が検索するであろうワードをタイトルや動画説明欄にしっかりと入力したり、メタタグの設定といった様々なことがポイントとなってくるのですが、重要なのがクリック率、視聴回数、視聴者維持率になります。
初心者ですと3つの重要な指標を上げるのに時間がかかり、再生に結び付けるための「表示」という第一関門を突破することが難しいため、登録者100人越えに苦戦してしまうのです。
撮影から投稿完了までの作業に慣れていない
動画制作に慣れていなければ、企画や構成を考えるのにも時間を取られ、編集も不慣れでやり方をネットで検索しながら進めることでしょう。
そして、機材トラブルといったことも多く、思ったように作業が進められないといった状況が続きます。
そうすると「こんなに時間も労力を割いているのにまだ完成しない」といった疲労感が強くなってしまいます。
動画制作だけに集中できる環境であれば、まだストレスもさほど掛からないかもしれませんが、YouTubeを開設したばかりの人のほとんどはYouTubeからの収入を得られていない状況であるため、本業が別にあるという人が大半です。
副業として始める場合には、動画制作に掛けられる時間も短く、時間に追われる生活になってしまうと、よりストレスを感じやすくなってしまうと言えるでしょう。
モチベーションが保てない
時間と労力を使っても再生数が伸びない。
これではモチベーションを維持しにくいでしょう。
応援コメントや高評価をもらえることで、やる気もみなぎってくるかもしれませんが、初期の段階では視聴者の反応を得ることも難しいです。
そのため、Twitterなどを活用し、ライバルと切磋琢磨できたり、視聴者とコミュニケーションを取れる場所を作り、モチベーションに変えられる環境を整えていくことも大切です。
100人の壁を突破するためのポイント
1本の動画が伸びることで、伸びた動画をきっかけにして、自分のチャンネルに辿りついてくれる人が増えます。
ですが、ここでチャンネル登録という次のステップに結び付けなければ意味がありません。
そのためには、まずチャンネルの方向性を定めておくことが重要。例えば料理動画を経由してくれたユーザーは、料理というジャンルに興味を示しているということになります。
ところが、チャンネルページに飛んで投稿されている動画を見てみると、ビジネスに関するハウツー系が中心だった場合、ユーザーはチャンネル登録をしてくれるでしょうか?
もちろん答えはNOです。登録してくれる可能性はゼロに近くなります。
そのため、チャンネルジャンルを統一するということは、チャンネル登録者を増やすための基本でもあります。
成功しているYouTuberを参考にして、動画ページやチャンネルページを改善していくことは良いことなのですが、投稿内容に関しては危険です。
なぜなら、人気YouTuberが投稿する動画において、視聴者が求めているのは動画の内容ではなく、投稿している「人」です。
無名の人が自己紹介動画を投稿しても誰も興味を示さないように、知名度が低い段階では動画のジャンルを統一しつつ、視聴者のニーズについて考え動画を投稿しましょう。
また、ゲーム実況ではただプレイするだけ。といったありきたりな動画はYouTubeに溢れているため、ジャンル幅を狭め特化したチャンネルに変えてみるなどして個性を出すことも忘れないようにしましょう。
まとめ
いきなり全ての戦略を考え、動画制作のスキルアップを目指すのは大変となってしまいます。
戦略の知識が増えたり、編集に慣れたりすることで、1000人を目指すためのハードルも低くなり、モチベーションも維持しやすくなってきますので、編集技術を磨いたり、チャンネルの方向性を決めたりと、登録者1000人を目指す前の準備段階として、まずは100人突破を目指していきましょう。
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