TikTokで使用する動画や画像、音楽(BGM)など、他の人の著作権を侵害してしまうと、アカウントの凍結などあらゆるリスクに晒されてしまいます。
とはいえ、一体どのようなシチュエーションが著作権侵害となるのか、イマイチわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、TikTokで著作権を侵害する具体的な事例と、リスクや注意点について詳しくご紹介していきます。
TikTokで著作権を侵害した事例は?
そもそも著作権の侵害とは、著作権者の許可なしに著作物をコピー、配信、改変、公開、販売などをする行為のことです。
ここからは、TikTokで見られる著作権侵害の事例を解説していきます。
事例①アニメなどの切り抜き動画を投稿する
1つ目にご紹介する事例は、アニメや映画、ドラマなどの切り抜き動画を投稿することです。
これらのコンテンツはすべて著作権があり、許可なく発信すると著作権違反となるため注意が必要です。TikTokはYouTube等と比べるとショート動画の投稿が多いですが、動画の長さに関わらず無断で使用するのはNGです。
また、時にはアニメなどのワンシーンを自分の声で吹き替えしている動画などもありますが、これも同様に著作権違反となるので注意しましょう。
事例②CDやカラオケ音源を投稿する
CDやカラオケなどの音源も著作権があるため、許可なく使用すると著作権違反となります。
例えば、好きなCDの音源を無許可でTikTok動画に使用したり、カラオケに行った時に録音した音源を使用するのはNGなので注意しましょう。
事例③JASRACで管理されていない海外の楽曲を投稿する
国内の音楽の多くはJASRACという著作権団体が管理していることが多いです。
そのため、JASRACに管理されていない海外の音楽なら使用しても良いのでは?と思われるかもしれませんが、海外にも当然JASRACのような団体が著作権を管理しているので、無断で使用するのはNGとなるので注意しましょう。
【TikTok】著作権を侵害した際のリスク
それでは、実際に著作権を侵害するとどのようなリスクが生じるのでしょうか?
具体的に解説していきます。
動画が削除される
投稿動画が著作権を侵害しているとみなされた場合、その動画は削除される可能性が高いです。投稿した動画が突然見られなくなれば、視聴者からの信頼を失いかねませんし、コメント等コミュニケーションも取れなくなります。
シャドウバンになる
TikTokで度々著作権侵害を行うと、シャドウバンされる可能性があります。シャドウバンとは、違反行為を行う投稿者に対して、TikTok側が行うペナルティのことで、投稿やアカウントの可視性が制限されます。
具体的には、他のユーザーに投稿が表示されにくくなるため、視聴回数が明確に下がります。また、シャドウバンされると、ハッシュタグをつけた動画も検索結果に表示されなくなることもあるため、新規ユーザーの獲得も極めて難しくなります。
アカウントが凍結される
TikTokで著作権侵害を行うと、TikTokはアカウントに警告を行います。アカウント凍結は、その警告後に行われることが多く、仮にされた場合TikTok内での活動が今後一切できなくなる可能性もあります。
アカウント凍結は、これまで獲得したフォロワーや再生回数、動画数などの実績をすべて無に帰す、強力なペナルティです。
このような状況に陥らないためにも、著作権を侵害しないよう日頃から注意し、TikTokの利用規約を守っていくことが大切です。
著作権者本人から法的な措置が取られることも
TikTokで著作権侵害をしてしまうと、著作権を持つ本人から損害賠償請求や差し止め請求といった法的措置を取られる場合があります。著作権侵害を度々行っていた場合など、事案が深刻な場合は訴訟を起こされることもあります。
著作権に引っかからないためにできること
TikTokで著作権に引っかからないために、次のような方法を実践するのがおすすめです。
・自分で独自の音楽を作る
・TikTokの公式が提供する「音楽ライブラリ」を使用する
・フリーで利用できる素材を活用する
・著作権者から使用許諾を得る
自分で独自の音楽を作れれば、より動画のオリジナリティを出すこともできます。また、敢えて「無音」で投稿するのも逆に印象に残る場合もあるので、色々なシチュエーションを考えてみると良いでしょう。
また、フリーで利用できる素材はかなり豊富にあります。素材の中には無料で使用できるものも多く、音楽(BGM)などはサンプル音源を聞くこともできます。
ぜひ、色々なサンプルを聞きながら自分のアカウントに合った音源を探してみてください。
まとめ
TikTokは気軽に投稿できる分、万が一著作権を侵害してしまうと、アカウント凍結される可能性があるほか、シャドウバンなど運用する上で多くのリスクが生じる可能性があるので注意が必要です。
著作権侵害への対策としておすすめなのは、フリーの素材サイトを活用すること。無料で利用できるサイトも多いので、気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
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